「家事調停で解決」しませんか?
家事調停では離婚や相続をめぐる争いのような夫婦・親子・親族など家庭に関する紛争を扱います。
家族間の紛争という特殊性から,非公開で形式にとらわれず,当事者の合意に基づいて解決するほうが適切であると考えられています。感情的な問題が絡んだり,今後も親族としての関係が続くことなどから,家事調停では,人間関係を調整したり後見的な配慮をしながら解決を目指します。
家事調停の特長
- 話合いによる解決
訴訟と異なり当事者間の話合いにより問題解決をはかります。 - 公正中立な第三者の関与
調停委員会(裁判官と一般市民から選ばれた調停委員で構成)が公正中立な立場で双方から丁寧にお話を聞き,解決のお手伝いをします。 - 簡易な手続き
申立て手続きは簡単,自分でできます。訴訟のような複雑な手続きではありません。
裁判所の受付に申立書式が用意してあります。
- 非公開の手続き
公開の法廷で行う裁判と違い,非公開のためプライバシーが守られます。 - 安い手数料
調停1件につき収入印紙1200円(その他郵便切手が必要です) - 確定判決と同じ効力
合意した内容を調停調書に記載します。それは確定判決と同じ効力があります。
調停で合意し調書に記載された約束(金銭や養育費の支払い)が,後日守られない場合は,調停調書に基づき強制執行手続きをとることもできます。
※「家事調停Q&A」のページもご参照ください。
裁判所のホームページへ
■ビデオ「ご存知ですか?家事調停」
※家事調停制度や手続の流れについて分かりやすく説明した動画です。